潤一郎ラビリンス - 4: 近代情痴集
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「お才やーい」。寝ても覚めてもその姿に憧れ、騙されても欺かれても執拗にお才を追い求める上州屋の“若旦那”巳之介。『お艶殺し』とならぶ毒婦もの「お才と巳之介」ほか、谷崎作品に底流する情痴の世界を描く五篇「憎念」「懺悔話」「富美子の足」「青い花」「一と房の髪」を収める。


「お才やーい」。寝ても覚めてもその姿に憧れ、騙されても欺かれても執拗にお才を追い求める上州屋の“若旦那”巳之介。『お艶殺し』とならぶ毒婦もの「お才と巳之介」ほか、谷崎作品に底流する情痴の世界を描く五篇「憎念」「懺悔話」「富美子の足」「青い花」「一と房の髪」を収める。
「饒太郎」「蘿洞先生」「続蘿洞先生」「赤い屋根」「日本に於けるクリップン事件」の五篇を収める。自らマゾヒストを表明した主人公饒太郎。日本に生れたこと後悔すると言いながらも、西欧の書物から被虐の喜びを求めるひとが世界の至るところに居ることを知る。そのきわめて秘密の快楽の果ては...。